今後、地元で活動していくための拠点として、実家の母屋を改装しようと思っています。
現状の母屋は誰も住んでなくて、ほとんどほったらかし状態。
せっかくあるのに使わな損ですよねー。
母屋全景。
左の部分は築80年のいわゆる古民家ってやつで、右側の鉄筋部分はあとで増築されたものです。
間取りとしては8LDK+屋根裏。
ボクが小学生の頃までは3世帯で住んでました。
もくじ
古民家について一級建築士の先輩に聞いてみた
そもそもどういう家を古民家って言うんですか?
古民家の定義に、どの時代に建てられたものか、あるいは建造され何年を経たものを指すかの定義はないが、通常は戦前以前のもの、特に大正以前のものをさす場合が多い。また、その建築方式が釘などを使わない伝統的日本建築で建てられた建物を特定することが多い。
どうやら明確な定義っちゅうもんはないみたいです。
ウチの場合、築80年だと戦前ではないですが、古民家って言っちゃってもいいよね!
はい。決定!
古民家と新築は何が違うんですか?
一級建築士をやっている先輩に聞いてみたところ、古民家と呼ばれるような建物を同じように新しく建てることはできないそうです。
同じ技術、同じ材料があったとしてもダメ。
なぜなら、戦後に建築基準法が変わってしまったから。
だから古民家に住もうと思えば、今あるものをリノベーションするしかないんです。
これだけ地震や台風など自然災害が多い日本という国で、なんで木造建築が発展したんですか?
先輩に言わせれば、木材は最も日本の住宅に適した建築資材なんだそうです。
思っている以上に強度や粘りがあるので、火事にでもならない限りそうそう壊れることはありません。
あの世界文化遺産である「法隆寺」なんか、1000年以上立ってるわけやからね。
説得力がありますわ。
ウチの母屋も手入れすればまだまだ余裕で住めまくれそうです。
古民家の中をちょっとだけご紹介
さあ、始まりまっせー。
見学ツアー!
まずは玄関。
昔は鍵がついていなくて、中からつっかえ棒をしてあるだけでした。
のどか!
右側は倉庫兼作業場で農機具と米用冷蔵庫が置いてあります。
玄関を入ったところ。
昔は土間があったのですが、ばあちゃんの足が悪くなったのでバリアフリー工事をしました。
自分で使う時はまた元に戻してもいいかなー。
家の中に外がある「土間」ってなかなかおもしろいシステムですよ。
餅つきとか普通にやってましたもん。
上には立派な梁が見えます。
こいつが折れない限りはこの家は大丈夫。
神棚のある居間。
窓を開ければクーラーなしでもけっこう涼しいです。
冬場はコタツを置いて、一家団欒に使っていました。
居間の隣が客間。
親戚一同大人数が集まる時はここで宴会をしてました。
ゲストハウスにするならここで寝泊まりしてもらう感じかな。
日本家屋のいいところは間仕切りを変えれば色んな用途に使えるところ。
客間を逆から見た図。
仏壇や床の間があります。
縁側からは庭が見えるので、カフェ的に使ってもいいよね。
人が集まっておもしろいことを発信していける場所に
改めて見てみると、広さもあるし、使い方も自由自在。
妄想がふくらみまくります。
光回線をひいてWi-Fiを飛ばせばネット環境も完璧。
この家を色んな人が集まれる場所にしていきます。
みんなの実家として使ってもらえるような場所。
宴会してもいいし、泊まりに来てくれてもいい。
なんなら住んでもらってもいいです。
やっぱ実際に人が集まれる場所がある方が、おもしろいこと仕掛けていけると思うんすよね。
そういう意味ではハイパーリバ邸のコンセプトに近いのかも。
夜な夜な人が集まってきては怪しげなことを話し合う、そんな家。
なんかワクワクしてきた。
これって、小さい頃に秘密基地を作ってた時の気持ちと同じだな!
30歳を超えてますます子どもに戻っていくなぁ。
まいどおおきに!