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レビュー

【読書】「本能寺の変 431年目の真実」で歴史的事件を改めて勉強してみた

どうも!六角人でございます!

戦国歴史好きにぴったりの、めっちゃおもしろい本を読んだので紹介します!

 

そもそも「本能寺の変」って知ってるようで知らない

「本能寺の変」と言えば、日本史の中でも超絶有名な事件です。

youtubeでも流行ったので、知らない人はほとんどいないんじゃないでしょうか。


「本能寺の変」 踊る授業シリーズ 【踊ってみたんすけれども】 エグスプロージョン

でも冷静に考えれば、これは相当な大事件です。

当時の織田信長は日本の大半を支配下に置き、日本統一も時間の問題と思われていたでしょう。
その織田信長が、懐刀とも言える明智光秀の謀反の末、命を落とす。

現代に例えると、総理大臣が外遊先のホテルで官房長官に殺された、みたいな。

 

謎の多い本能寺の変

定説では織田信長と明智光秀の不仲が原因だとされています。

でも、ええ歳した大人が個人的な恨みで謀反までやっちゃう? 

日本を統一しようという大業の前では、個人の好き嫌いなんかとるに足らないしょうもないこと。
お互い一族の長なんだから、仕事のパートナーとして協力しつつ、個人的なことはなんとでも処理できたはず。

信長の方も一家臣の反逆で「是非も無く」なってしまうって。

油断し過ぎやん!!

気になりだすと色んなことが疑問に思えてくる。
「本能寺の変」って、考えれば考えるほどツッコミどころ満載の事件だったんですね。

 

膨大な資料から本能寺の変の真実を探っていく

そんな「本能寺の変」の謎に、明智光秀の子孫である作者が答えたのが本書です。

事実をもとにした徹底的な調査によって、今までなんとなく受け入れてきた歴史が片っ端から覆されていきます。
織田信長が死んだ、という事実は変わらないものの、事件の背景やそこに至る過程が説得力を持って示されることで「本能寺の変」のイメージがまったく変わりました。

やっぱ、歴史って面白いですよ。

歴史とは勝者にとって都合良くゆがめられたもの。

改めてそう思いました。
起こったことは事件は一つでも、登場人物ごとに思惑はまったく違う。
最後まで生き残った人の意見が歴史として伝えられていくんですね。

まあ、この本がすべて真実なのかどうかはわかりませんが、常に真実は何かを追い求めるのが歴史研究の醍醐味であって。
そういう意味では読みながら歴史の真実を解き明かしていく爽快感がたまりませんでした。

歴史好きなら読んで損なし!