大学で応援団やってました。
応援団あるある、早く言いたい。
もくじ
応援団あるある1「年間通して同じ服(学ラン)を着ていがち」
応援団といえば、学ラン。
普段はどんな服を着てるんですかと聞かれれば、やっぱり学ラン。
春夏秋冬、学ラン。
あまりに学ランを着すぎて、友達のとの旅行にも学ランで行ってました。
もう皮膚かと。
逆に普段着で学校に行くと、気付いてもらえません。
多分もう、中身ではなく学ランが本体になってたんだと思う。
応援団あるある2「なんか黒いがち」
練習や試合はだいたい野外で行われます。
だいたい日焼けしているし、髪の毛の色も黒しか認められません。
学ランの色はもちろん黒。
よって、全体の印象は「黒」です。
白目だけがやたら浮いて見えます。
暗闇ではちょっと怖いです。
応援団あるある3「教授から「ご苦労様!」と言われがち」
練習や試合時間の関係でどうしても講義の開始時間に間に合わない時がありました。
小走りに教室へ駆け込むボク。
ボク「すいません。おくれました!」
教授「うん。今日もご苦労様!」
年配の教授にはけっこう応援団に好意的な方がいらっしゃり、非常にお世話になりました。
無事4年で卒業させていただいたのも、恩師の助けがあってこそです。
ただし、厳しい先生もいらっしゃいます。
どれだけ学校行事で遅れましたアピールしてもまったく意味がないから気をつけろ!
応援団あるある4「あだ名が「団長」になりがち」
学校以外の場所、アルバイト先や卒業してからの新しい人間関係の中で、応援団やってますネタをしゃべると、だいたいあだ名は「団長」になります。
ボクの場合、本当に団長をやっていたからよかったのですが、同期の副団長や部長までやっぱり「団長」って呼ばれてるみたいです。
一般社会において存在する「応援団」=「団長」という公式。
団員100人いれば、全員が団長。
多すぎやろ!
応援団あるある5「一方的な知り合いが増えがち」
学校行事や応援など、あらゆる場所に出現する応援団。
自然と一目に触れる機会も多くなります。
否が応でもでも目立つので、知名度はぐんぐん上昇。
そうなると最寄り駅で下りて、キャンパスに向かう大学前通りを歩いているだけでも声かけられまくります。
問題は名前が分からない人が多すぎること。
部活のジャージなんか着ていてくれれば、○○部の人なんだろーなーとか予想がつくのですが、私服で来られた場合はもうお手上げ。
たまにめちゃめちゃ偉い人だったりすることもあるので、微妙に話の内容を合わせつつ、やり過ごすの術が得意になりました。
応援団あるある6「一発芸に強くなりがち」
飲み会での急なフリにも応援団であれば恐れることはありません。
普段やっていることがあまりにも浮世離れしすぎているので、いつも通りのことをやればだいたいウケます。
定番ネタとしては
- 応援団の自己紹介
- 先輩と後輩の日常
- 全力で応援歌やってみた
あたりは今まで10年以上やってきて外したことがありません。
R-1目指せるんちゃうかなぁ。
応援団あるある7「宴会の締めの一言をまかされがち」
ネタコーナーだけじゃなくて、宴会の席でも応援団のスキルは発揮されます。
結婚式、歓送迎会、誕生日会などありとあらゆるシチュエーションでエールを送ってきました。
いつでも、どこでも、ひとりでもやれるのがエールのいいところ。
どんな雰囲気であっても一気に明るい雰囲気に変えてしまう能力がありあます。
まったく言葉の通じない海外で外国人向けにやった時も、気持ちだけはしっかり伝えられました。
国境すらも越えていく、応援のパワーは無限大です。
応援団あるある8「しんどいことがあっても合宿よりつらいもんはないと思いがち」
人生、嫌なこと、しんどいことなんていっぱいあります。
そんな時、ふと思い出されるのが合宿での思い出。
応援団の合宿は地獄の合宿と呼ばれることが多いですが、はっきりいうと地獄です。
肉体的にも精神的にもギリギリのまで追い込まれて。
なんなら限界なんか余裕で越えてしまって、その先の世界へ。
自分の考えてた限界なんてたいしたことないねんな、と思わされます。
そして、合宿が終わると達成感とともに次の合宿のことを考えてしまって、ちょっと憂鬱になります。
そんな地獄を見てきているので、日常生活で起こるちょっとした嫌なことはまったく気になりません。
合宿がないだけでこの世は天国ー!
応援団あるある9「辞めたいと思いがち」
応援団やって、辞めたいと思わない人はいないんじゃないでしょうか。
だって、普通にしんどいもんね。
周りが楽しそうに大学生活送ってるのに、なんでこんなにボロボロになってまでやってんねやろ、ってそら思いますよ。
しかも、応援団って特に結果は残らないんです。
共通の種目で評価できないから、全国大会があるわけじゃないし。
応援してもしなくても試合の結果は決まるから、極論をいうと自分たちの活動で勝ち負けが左右されることはないのかもしれない。
究極の自己満足集団なんです。応援団ってやつは。
ただひたすら自分の信じた道を突き進む、みたいな。
そんな中でモチベーションを維持するのは非常に難しくて、辞めていく人が多いです。
ボクの同期も始めは10人ぐらいいたのに、最後は2人だけになってしまいました。
応援団あるある10「最後はやっててよかったなって思いがち」
そんな応援団ですが、本当にやっててよかった。
嘘偽りのない本音の気持ちです。
でもその気持ちって、4年間やり通さないと感じられないことなんです。
1年目から4年目までだいたい同じような年間スケジュールで活動していくわけですが、やっぱりそれぞれの年次で感じ方ややるべきことはまったく違っていて。
その中でひたすら自分や周りと向き合い続ける。
答えなんてどこにもなくて、根拠のない信念だけを頼りにやり通したその先に、やりきったものだけが味わえる景色がある。
引退を迎える学園祭の最後の光景が今もはっきりと焼き付いています。
言葉で表すと陳腐になってしまうけど、いてほしい人がそこにいる。
全力で応援したい仲間ができた。
それだけで、ボクの4年間は無駄じゃなかったと確信しました。
そして最後に思うのは
「やっぱり応援団やっててよかったなぁ」
まいどおおきに!