どうも!今年で社会人10年目、肉屋六角(@rokkakujizo)でございます!
ちょうど10年前の3月、大阪の超田舎者のボクは大都会東京にやってきました。
引っ越し業者は使わず、自家用車に荷物を積み込み、東海道を一路東へ。今思えば、なんであんな大変なことしたんやろって感じですが、とにかく時間と体力は有り余っていたので。
引っ越しも自分でやった方が安いし、オモロいやんと思っていました。
見知らぬ土地、初めてのひとり暮らし。知り合いが誰もいない中、本当にまっさらな状態で社会人生活はスタートしました。
東京に来て、ホンマに良かった!
就職したのはテレビや映画、ゲームなどの映像を手がける制作プロダクション。
始めの頃は特に仕事がなかったので、掃除したり車に乗って外回りしたりなど、先輩のお手伝いみたいなことばかりやっていました。
でも、ホンマに楽しかった!
見るもの聞くことやること、全部初めて!
東京と大阪では同じ日本なのに言葉も文化も違う!
同じ日本語を話しているのに、なんとなく噛み合ない感じ!
未知の世界ってこんなんなんや!イエーイ!!
その時気付いたんですが、ボクという人間は自分が知らない新しい環境をトコトン楽しめるタイプの人間だったようです。
ホームシックなど感じる暇もなく、せっかく東京まで来たんやらか、やりたいことやりまくったろーと思っていました。
23年間実家暮らしだったこともあり、すべてが自分次第で変わっていく環境がうれしかったんでしょうねー。
社会に出てみるといろいろな人がいます。
特に東京は世界中から人が集まってくるので変わった人が多い印象。まあ、映像業界には変人が集まりやすいというのもあるのですが。
大学でも変なやつはいたけれど、しょせんは小さなコミュニティでの話。たかが知れています。
世界にはもっともっと変でカッコいい人がいっぱいいます。
やっぱり知らない人と出会って、話して、自分とは違う価値観に出会うこと。
これが1番の刺激になりました。違うことって素晴らしい!
そして、他人との違いを知ることで自分が本当に大切にしたいことも見えてきました。
10年を経て起こった心境の変化
そんなしんどいことも多かったけど楽しかった東京生活。
10年間、東京で生活してきた現在の気持ちを素直に表現すると。
東京はもうええかな。
東京でやりたいことがなくなってきたんですよね。
もっと言うと、飽きてきた。だって、東京ってだいたい何でもあるから。
遊びでも仕事でもそうなんですが、東京で何か新しいことをしようとしても、たいていのことは他の誰かがやっている。新鮮味がないんです。
ボクがもっとも興奮する瞬間。それはやっぱり未知との遭遇なんですよ。
就職だけがすべてじゃないと気付いたのも大きいですね。
お金を生み出す方法は無限にある。仕事は自分で作り出すもんだと考えるようになりました。
それならとことん自分の好きなことでお金を稼いだらええやん、と。
欲しいモノはずっと持っていたことに気が付いた
ボクは今、地元大阪に帰る準備を始めました。
10年間東京で過ごした結論は、生まれ育った故郷に戻ることでした。
泉佐野市なんて東京に比べたら何もないですよ。
でも、ないことに価値があると気が付いたんです。
「何にもないってこと。そりゃあ、何でもありってこと」
あのhideもそんなことを歌ってたしね。
地元に帰ることはボクにとって未知の世界へ飛び出していくことなんです。
未知の世界でまだ誰もやっていないことを作り上げていく。
東京だとなかなかこういう感覚は味わえないです。
なぜなら、東京での楽しみは消費することが中心なんですよ。そういう楽しみ方って、なんか底が浅くて、その瞬間は楽しかったりするんだけど、終わってみれば何も残らない。
自分からは何もしなくても、普通に生活しているだけで周囲の環境が楽しい雰囲気をお膳立てしてくれるもんだから。そんな環境に慣れきってしまうと、感覚が鈍ってしまいます。
本当に楽しいのは自ら創造すること。そして、創造したモノが他の人に伝わっていくこと。
大げさに言っちゃえば、自分がやったことで世界を変えてやるんです。
やっぱり、仕掛ける側にならないと。
そのために、東京にいる間はもっともっと色んな場所に行って色んな人にあって。仕入れられるだけ仕入れて大阪に持って帰ってやります。
今日の一言
「 一生楽しく生きていくために、未知の世界に挑み続ける」
まいどおおきに!